豆知識

Vol.56 CRE戦略について

1.はじめに

日本の不動産市場は「バブル」の崩壊を経て地価は20年近く下落し続け、この間の不良債権問題や資産価値下落は企業経営のみならず、経済全体を圧迫してきました。その後平成12年の資産流動化法の施行に伴う不動産証券化市場の拡大により、積極的な不動産投資を誘引し、都市部を中心に不動産市場が過熱しましたが、平成20年に顕在化したいわゆる「サブプライムローン問題」を発端とした世界的な金融危機の影響により、景気全体が悪化し不動産に対する需要も再び減少している状況です。
このような不動産市場にあって、企業不動産を取り巻く環境も大きく変化しています。具体的には、不動産の証券化、減損会計や会計基準のグローバルコンバージェンス、土壌汚染・耐震偽装問題等さまざまなものがありますが、各企業はこれまで以上に保有不動産の適切な保全・管理が必要となり、企業の利害関係者への説明責任がより強まっていく傾向にあります。このような変化に対応すべく、企業にとって限られた経営資源である企業不動産を、経営に最大限有効活用していこうという発想が「CRE戦略」と呼ばれる概念です。

2012/02/09

Vol.55 地盤の液状化について

 今回の豆知識では、東日本大震災でも問題の1つとなった「地盤の液状化」について取り上げます。地盤の液状化の問題は通常時にはあまり議論になることはありませんが、東日本大震災や阪神淡路大震災のような大地震が発生すると主に沿岸部埋立地等において建物やインフラに大きな被害を発生させます。また、この地盤の液状化に対する危険度は、不動産の価格に影響を与えると考えられます。従って、不動産鑑定士は不動産の適正な価格を求める専門家として、このような不動産の価格の形成に影響を与える要因について十分な知識と理解が必要と言えます。

2011/11/28

Vol.54 法定外公共物である里道・水路について

 里道、水路と呼ばれる法定外公共物という言葉は一般の方には、馴染みのない言葉かもしれません。
 しかし実際には、不動産の鑑定評価業務に従事していると、法定外公共物が一般の方の敷地内に介在しているケースを見かけることが間々あります。また鑑定評価を行う上で、法定外公共物が敷地内に介在していないかどうかの確認は、我々が必ず行う作業の一つです。

 今回の豆知識では、この聞きなれない法定外公共物という、意外に身近にあるかもしれない問題を、簡単にご説明したいと思います。

2011/11/17

Vol.53 各種複利計算について

今回の豆知識では、鑑定評価でよく使われる複利計算式について取り上げたいと思います。

2011/10/19

Vol.52 建設協力金について

不動産の賃貸借にあたっては、敷金、礼金、権利金、保証金といった様々な名目で一時金の授受があり、その性格・用方・金額の多寡も様々ですが、「建設協力金」も賃貸借契約にあたって授受される一時金の一つです。

2011/10/17

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